減価償却が大幅に簡素化されるそうです [税務]
2007年11月19日付の日経新聞朝刊によると、政府は2008年度から減価償却の仕組みを大幅に簡素化する、とのことです。
具体的には、法定耐用年数を全面改定し、現在の390区分を50区分に集約する、ということです。
これにより、減価償却の事務手続きが大幅に簡略化させることになるでしょう。
我々専門家であっても、390の区分をすべて挙げろと言われれば困難なのが正直なところです。また、これだけ細分化されていると、時としてどの区分に該当するのか、頭を悩ますことも珍しくありません。
ただ、法定耐用年数の区分が集約させることで、設備によっては耐用年数が延び、毎年の損金算入額が小さくなる場合も生じてきます。
この場合には特例枠を設けて、新区分よりも短い期間で償却できるようにして、税負担を極端に増やさない配慮もなされるとのことです。とりあえずひと安心ですね。
コメント 0